道徳科授業における体験的な活動の一つとして実践されている「構成的グループエンカウンター」。道徳的諸価値の理解や実感を促す手立てとして、学習活動に様々なエクササイズを取り入れている方が多いかもしれません。
ここで、「構成的グループエンカウンター」の言葉の意味を調べてみましょう。それぞれの言葉の意味はこのようになります。
「構成的」=「枠を与える」
「グループ」=「小集団」
「エンカウンター」=「出会い、めぐりあい」
与えられる「枠」を道徳科の教材や発問として捉えてよいのなら、「グループ」は学級集団や隣ペアになります。そして、子供たちは教材や発問を通して他者と対話し、新たな自分に出会います。そう考えると、道徳科授業そのものが、子供たちにとって道徳教育における構成的グループエンカウンターのエクササイズになり得るのではないでしょうか。
道徳科授業の在り方の一つとして、私は構成的グループエンカウンターをもっと調べていきたいと思っています。
《参考引用文献》
貝塚茂樹『道徳教育を学ぶための重要項目100』(2016,教育出版)
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