2022/06/20

学級の実態から授業を考える


 指導案に学級の児童生徒の実態を書きますが、なぜその記載が必要なのでしょうか。また、どのようなことを書けばいいのでしょうか。

 ここで一つの提案をします。指導案に記載されている「学級の実態」の一文一文から矢印を引っ張り、本時の授業展開の発問や指導上の留意点につなげてみてください。それがきちんとつながるのであれば、指導案に記載されている「学級の実態」に大きな意味があります。矢印がつながらないのであれば、指導案のページを埋めるために「学級の実態」を書いていることになってしまいます。

 同じ内容項目、同じ教材であっても、授業展開や発問は異なります。それは、学級の実態に合わせて変わるべきものだからです。学級担任として、どのような課題が学級にあるのか、そして、子供たちが抱く問題意識はどのようなものなのか、それを明確にするのが「児童生徒の実態」の記載になるのです。

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