内容項目「相互理解、寛容」について考えていきます。先日は「自分の考えや意見を相手に伝えること」の大切さについて述べました。それに加えて、「相互理解、寛容」では「自分とは異なる意見や立場も広い心で受け止める」ことについて考えることが求められます。
では、なぜ「自分とは異なる意見や立場も広い心で受け止める」ことが求められるのでしょうか。学習指導要領解説を読むと、以下の図のように考えられます。
(学習指導要領解説をもとに筆者作成)
このように、内容項目「相互理解、寛容」では、「自分とは異なる意見や立場も広い心で受け止める」ことについて考え対話をすることを通して、相手の意見や考えを受け入れることで「自分を高められることに気づく」「よい人間関係を築けることを理解する」ことを授業のねらいにすることになります。
ただし、一つの教材でこの両者を扱うことは難しいかもしれません。複数教材を扱うなど、実態に合わせて対応していくことが期待されているといえます。
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