どれだけ相手のことを理解しようとしても、決して全てを理解することはできません。生まれた時から共に過ごす我が子のことさえ、分からないことだらけです。
それなのに、教師は学級の子供たちの全てをわかっているかのように振る舞いがちです。「教師」という専門的な立場が、そのような誤解を生んでしまうのでしょう。
教師が子供たちと「対話」をする場合、教師としての専門的な知識、大人としての経験を一度脇に置くことが大切です。「あなたのことが分からないから、もっと教えてほしい」「なぜ、そのように考えたのか、もっと質問してもいいかな」というような姿勢で対話に臨むことで、初めて相手の声に耳を傾けることができるのです。そして、視線や言葉の間、身振りにも注目できるようになります。
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