2022/09/21

道徳的行為発生のための「実践的三段論法」


 先日、道徳は「事実的知識」と「原則の知識」によって構造されているという、村井実の論を紹介しました。「原則の知識」をもつということについて、下図で再度説明します。


 

 ①の行為の原則を知るということは、道徳的諸価値の理解だと言えます。従来の道徳授業は、この理解で終わることが多くありました。②は、価値理解をもとに、多面的・多角的に思考することになります。そして、③はいわゆる納得解をもつということになりそうです。


《引用参考文献》

村井実『道徳は教えられるか』(1967,国土社)

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