人権教育で大事にしたい2本の柱について述べます。
(1)人権についての教育
「人権課題」についての系統的な学びが大事になります。どの人権課題について、どのようにカリキュラムをデザインするか、まずは子供たちに考えさせたい人権課題を定めます。そして、社会科や総合的な学習の中で、その人権課題についての正しい知識を獲得させます(知識的側面)。道徳科では差別・偏見を許さないという心を育みます(態度的側面)。特別活動で実践力を高めたり国語科で言葉の使い方や伝え方を学びます(技能的側面)。このように、人権教育を推進するということは、人権課題(学習内容)を明確にすること、そして教科・領域のつながりを明確にするということになります。
(2)人権としての教育
「子供たちの人権を大切にした授業とは?」この問いに私たちはどのように答えたらいいでしょう。まずは、教師がご機嫌でいることでしょうか。他者の考えを受け入れる安心感のある授業でしょうか。どの子も学びの機会が保障されている授業でしょうか。自らの授業を一度ふり返ってみてはどうでしょう。
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