(前記事の授業記録「役割演技」の続き)
『では、今は文字を教えている状況でしたが、その後の「water」のところにいきます。教科書の続きを読みますね。』
(範読再開)
『井戸に連れていくところからもう一度演じてもらいます。では、最後の場面のところをお願いします。』
アニー「じゃあ、井戸のところに行くね。」
(ヘレンの腕を持ち、井戸(テレビ前)に連れていく)
アニー「これは、・・・。」(静かになる。)
(しゃべりかけることなく、黙々と文字を教える)
(アニーは、なかなか反応を示さない。)
(観客も「どうしたのだろう?」となっていく)
『では、一度ストップします。◯◯さん、「水」というものに気づいているのかな?』
◯◯「はい。いきなりには気づかないと思ったので、少しずつ気づくようにしました。」
『なるほど。では、続きをお願いしてもいいですか?』
(演技再開)
(しばらくアニーが文字を書き続ける)
アニー「そう!これが「水」だよ!」
(嬉しそうな表情で水という文字を書くアニー)
『では、そこまでにしましょう。みんな、アニーが突然声を出したことに気づいたかな?●●さん、やってみてどうでしたか?なぜ、突然声を出したのかな?』
●●「伝わった!と感じてうれしかったからです。」
『ヘレンはどうでしたか?』
◯◯「何度も水と書いてくれて、「わかった!」ということを早く伝えたいと思いました。」
『これで授業を終了します。演技を見た感想や、アニー・サリバンについて感じたことをノートに書きましょう』
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