学習内容を明確にする(1)
「道徳の授業は何を教えたらいいかわからない」このように思っていませんか。「毎回同じようなことを勉強するから退屈だ」と、子どもに感じさせていませんか。もしそうであれば、まずは「学習内容を明確にする」ということをおすすめします。道徳授業の魅力を高めるポイントの一つとなります。
千葉大学教育学部教授の藤川大祐氏は、著書「道徳授業の迷宮〜ゲーミフィケーションで脱出せよ〜」の中で、このように述べています。
〜以下、抜粋〜
最初に私達が行うべきは、道徳教育で扱う内容ごとの課題の検討である。考えたり議論させたりする「方法」に意識が向きがちである。だが、「内容」と無関係に「方法」だけを考えることは非生産的だ。授業で扱うべき「内容」ごとに課題を整理し、課題を踏まえた上で「方法」を検討する必要がある。
〜以上、抜粋〜
藤川氏が述べているのように、まず授業者が考えるべきことは、その教材で学ばせるべき「内容」なのです。その学年の児童・生徒に、その教材で、何を学ばせるのか。その「学習内容の明確化」が、魅力ある道徳の授業づくりには必要となります。
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