4年生教材「あいさつ運動」(日本文教出版)、内容項目はB「礼儀」。高学年の学習内容は「時と場をわきまえて、礼儀正しく真心を持って接すること」になります。
教材文を素直に読むと、「大きな声であいさつをすることが大切だ」「あいさつをしたら、みんなが笑顔になれる」という感想を抱きますが、それでは低学年の学習内容になってしまいます。
そこで着目したいのは、この文章です。
おそらく、学級の子供たちも、このような実態の子が多いのではないでしょうか。教材によると、仲のよい友達と「やあ」と声をかけ合うのはあいさつにはならないようです。しかし、子供たちの中にはあいさつのつもりで友達に声をかけている子もいるはずです。
そこで、「やあ」と声をかけ合うのはあいさつになるのかを尋ねてみます。そうすることで、子供たちの「あいさつ」に対する考え方を聞くことができます。そのうえで、「やあ」と「おはよう」のどちらが、真心のこもった礼儀になるかについて考えさせることで、あいさつには「心」と「形」が大事になるということに気づかせます。
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