ハーレーン・アンダーソンは、「問題」について以下のように述べています。
(以下、引用参考文献から一部抜粋)
セラピーで扱われる問題は、われわれの主体性や自由の感覚を損なうようなかたちで表現された物語である。問題とは、自分で適切な行為ができそうもない事態に対して意義を唱えるものである。それゆえ、問題は言葉のなかに宿り、その意味が引き出されてくる物語の文脈に固有のものである。
(以上)
道徳科授業でも「道徳的問題」や「問題解決的な学習」、問題意識など、「問題」という用語が使われることが多々あります。ハーレーン・アンダーソンの論をもとにすると、
となります。
《引用参考文献》
シーラ・マクナミー、ケネス・J・ガーゲン編 野口裕二・野村直樹訳『ナラティブ・セラピー 社会構成主義の実践』(1997,金剛出版)
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