道徳科授業においても、はじめに「めあて」が掲示される授業をよく見かけます。その際に考えておきたいことは、その「めあて」は、誰のために、何のために掲示するのかということです。このことについて、熊本大学大学院の前田康裕特任教授の言葉が参考になります。
(以下、引用参考文献より抜粋)
学習指導要領では、子どもたちが身につけるべき力を「学力」とは表現せず「資質・能力」と表しました。それは、これからの時代を生きるために必要な力です。自らめあてを立て、対話によって自分の意見を外に出す。そして他者を尊重し、そこから新たに知識・技能を高めたり、思考力・判断力・表現力を伸ばしたり、学びに向かう力を育み、人間性の涵養につなげていく。
(以上)
子供たちが「自らめあてを立てる」という経験こそ、道徳科授業で大事になるのではないかと、私は常に思っています。
《引用参考文献》
SKY株式会社『ICTを活用した学習をサポート 学校とICT』(2022年10月号)
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