小学校2年生の教材「本がかりさん がんばっているね」(日本文教出版)の授業づくりについて考えます。
学習指導要領解説で内容項目C「勤労、公共の精神」の指導の要点を読むと、下記のように記載されています。
低学年の発達段階が「みんなのために働くことを楽しく感じている児童が多い」と記載されているのに対して、中学年は「働くことを負担に感じたり、面倒に思ったりする様子も見られる」とあります。
2年生で扱う本教材にも、「だんだん面倒になってきた」「昼休みがなくなると、損だね」等の記述があります。これらの記述を取り上げ、働くことの負担や大変さを子供たちから引き出そうとしがちですが、それは中学年で取り上げるべき内容(人間理解)であり、低学年で扱う本教材では、教材前半の「働くことへの意欲」や、後半の「働くことの喜びや充実感」に焦点を当てた方がよいということが言えそうです。
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