吉本均(1980)によると、「ゆさぶり」発問は、子どもの常識的な解釈や集中・緊張の欠けた平板な授業展開に、問題を投げかけ、授業の流れの中に「変化」をもたらし、緊張関係をつくり出す教師の意図的な働きかけであるとしている。
「ゆさぶり」発問が、「ゆさぶり」を通して、子どもの思考や論理に、大きな波紋を投じることができるために、吉本たちのグループは三つの型を提唱している。
(引用参考文献より筆者作成)
この三つの型をうまく組み合わせ、かみ合わせて「ゆさぶり」の効果をあげるわけである。気をつけたいことは、子供たちの思考や発言を、明確な意図なく限定したり否定したりするわけではないということである。
《参考引用文献》
吉本均監修「社会科のゆさぶり発問」(1980,明治図書出版)
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