ローゼンバーグが定めた自尊感情の尺度は、国内外で広く用いられています。
以下、それぞれの項目について、①強くそう思う、②そう思う、③そう思わない、④強くそう思わない、のいずれかで回答してください。 1. 私は、自分自身にだいたい満足している。 2. 時々、自分はまったくダメだと思うことがある。 3. 私には、けっこう長所があると感じている。 4. 私は、他の大半の人と同じくらいに物事がこなせる。 5. 私には誇れるものが大してないと感じる。 6. 時々、自分は役に立たないと強く感じることがある。 7. 自分は少なくとも他の人と同じくらい価値のある人間だと感じる。 8. 自分のことをもう少し尊敬できたらいいと思う。 9. よく、私は落ちこぼれだと思ってしまう。 10. 私は、自分のことを前向きに考えている。 「強くそう思う」=4点、「そう思う」=3点、「そう思わない」=2点、「強くそう思わない」=1点で点数化(質問項目2, 5, 6, 8, 9については、 「強くそう思う」=1点、「そう思う」=2点、「そう思わない」=3点、「強くそう思わない」=4点)。 |
出所:Rosenberg, M. (1965) Society and the adolescent self-image. Princeton, NJ: Princeton University Press:
道徳科授業を通して「自尊感情を高める」という目標を掲げる場合の具体的な手立てとして、このローゼンバーグの尺度を用いて実際に子ども達の現状を把握し、一定期間後に再度測定することで変化を視覚化するという取組も考えられます。
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