道徳科の授業づくりについて、ワークショップ形式で考えるシリーズです。
最初に私達が行うべきは、道徳教育で扱う内容ごとの課題の検討である。考えたり議論させたりする「方法」に意識が向きがちである。だが、「内容」と無関係に「方法」だけを考えることは非生産的だ。授業で扱うべき「内容」ごとに課題を整理し、課題を踏まえた上で「方法」を検討する必要がある。 藤川大祐 著「道徳授業の迷宮〜ゲーミフィケーションで脱出せよ〜」(2018、学事出版) |
道徳科の授業において、授業の「ねらい」とは別に、それを叶えるための「学習内容」を設定することが不可欠です。この点が不十分だから、読み物資料の登場人物の心情理解のみの指導や意図などが不明確な単なる生活経験の話合いになったりしてきたのです。 坂本哲彦 著「分けて比べる道徳科授業」(2018、東洋館出版社) |
このお二人の主張から、授業づくりの際に授業者が初めにすべきことは、その教材での学習内容を明確にすることだといえます。まず、学習内容を明確にする。その次に、発問や展開を考える。そうすることで、授業に一本の軸が生まれるのです。
ただし、ここで大切にしたいことは、「何を教えるか」ではなく、「何について考え議論させるか」という学び手の視点で授業者が考えることです。なぜなら、授業の主体は子供たちだからです。
≪ワーク②≫
本教材で、子供たちに考えさせたいことは、どのようなことでしょうか。教材の記述と内容項目をもとに考えてみましょう。