2025/08/22

確かな児童(生徒)理解のための対話(1)


 児童(生徒)理解のためには、何よりも目の前の児童(生徒)のことを知りたいと願う教師の思いが必要です。そのうえで、その児童(生徒)がどのように物事を捉えているのか、どのような世界を生きているのかを、対話を通して理解していくのです。児童自身に教えてもらうのです。
 道徳科の授業においても、時に教師の想定を超える思考や発言が生まれます。そのような思考や発言に対して、「そんな発言はおかしい」「その考え方はふつうではない」と捉えてしまうのではなく、「なぜ、そのように思ったの?」「もっと教えてほしいな」というように、「あなたのことをもっと知りたい」と思える教師が、道徳科の授業では求められているのです。



2025/08/21

道徳科授業と児童(生徒)理解

 よりよい道徳科授業を行うためには、授業者と子供たちとの関係性が重要になります。日頃の学級経営の中で、子供たち一人一人の実態を把握しようとできているか、いわゆる「児童(生徒)理解」が大事なのです。

 発問を考える際にも、「Aさんなら、どのように考えるだろう」「Bさんはきっと〜と考えるだろうから、どのように問い返そうかな」など、子供たち一人一人の思考や反応を想像することで、目の前の子供たちのための道徳科授業が生まれるのです。