高学年のB「友情、信頼」の内容の中に「異性についての理解」が入っていますが、あくまでも「友情、信頼」を意識して授業をつくるほうがよいと前回お伝えしました。
実際に指導案を考える(授業を行う)際にも、例えばねらいを「男女仲良く」で留めるのではなく、「学び合って友情を深める」ことについての理解を深めることが大事になるでしょう。
解説の「指導の要点」にも、
と記載されています。その意味で、例えば、指導案のねらいの文言を「男女関係なく仲良くできる」等ではなく、「男女仲良く相談できる」にすることも考えられます。「相談できる」ということは、「学び合える」「磨き合える」関係であるということだからです。
教材に目を落としてみても、中心人物である「一郎」は、異性である「すみ子」に何も相談できず、人間関係を壊してしまいそうになります。なぜ、一郎はすみ子に相談をできなかったのでしょうか。実際の授業でも、その一郎の思いに焦点を当てるということです。
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